


今月初め、2機の無人航空機(UAV)が韓国国内に不時着した。2013年にも同様の事故があったのに続き、北朝鮮側は一貫してこれを否定しているものの、飛行経路から北朝鮮が発着地であることが示唆された。インターネットのクラウドソーシングの成果として、ブロガーらはこれらの無人航空機が中国製の太原航法技術(Taiyuan Navigation Technologies)製のSKY-09型無人航空機であると特定した。これらの民間用無人航空機は重量わずか12kg、翼幅1.92mと小型で、搭載できるペイロードはわずか3kg。残骸の分析によると、ペイロードは小型カメラだったとみられる。皮肉なことに、北朝鮮の無人航空機の小型さと低速さこそが、DMZをすり抜けるのを可能にしたのである。
北朝鮮が中国の無人機技術を入手した経路はいくつか考えられる。一つは、正式な購入または提供ルートによるものだ。しかし、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、太原航測の供給元である中国天通技術(China TranComm Technologies)が、北朝鮮に無人機を販売した事実を否定していると報じた。もう一つは、裏ルート、つまり闇市場によるものだ。しかし、無人機は2013年9月に中国が北朝鮮への輸出を禁止した軍民両用品リストに掲載されているはずである。SKY-09の価格は数千ドルと比較的安価であり、そのようなルートが暴露された場合に国内外で生じる可能性のある問題と比較すると、得られる利益は非常に小さい。もう一つの経路は、伝統的なスパイ活動、あるいはサイバースパイ活動である。 (北朝鮮)朝鮮人民軍偵察局のサイバー部隊である110部隊は、2009年に米韓の戦争計画を傍受したと報じられており、外国の民間無人機の設計情報を入手することは可能だ。しかし、この経路は北朝鮮の隣国であり唯一の同盟国である北朝鮮を敵に回すリスクをはらんでいる。
起源の問題はさておき、このような民間ドローンの転用は今後も続く可能性が高い。今後、朝鮮半島のみならず、中国製ドローンが急増することが予想される。